「勉強が苦手だ」という生徒に共通しているなぁと思うことがあります。
それは、「勉強に対する考察力の低さ」です。
勉強は面白くないものという前提で考えれば、当然のことなのですが、「それでもやらなきゃ」と思っている生徒たちにとっては致命的な弱点になってしまいます。
なんとか彼らの考察力を高めてあげたいと思い、「まとめノートの作り方」を教えてみたり、「問題集の解説ノートの作り方」を教えてみたりしています。
ところが、なかなかピンとこない生徒がたくさんいます。
そんな彼らにいつも例に挙げて説明するテーマがあります。
それは
『海賊王ゴール・D・ロジャーは悪魔の実の能力者だったのか?』です。
大人気漫画「ONE PIECE」に登場する海賊王ゴール・D・ロジャーが悪魔の実の能力者であったのかどうかは、現時点(2018年11月11日)ではわかっていません。
※『ジャンプは読まない単行本派』なのであしからず。
ですが、これまでの物語の中に「能力者だったんじゃない?」と思われるような台詞が多々あります。
そんな「ヒントっぽい台詞」を書き出し、並べていくと能力者であったとしか思えなくなります。
そして、「悪魔の実とは一体なんなのか?」「ひとつなぎの大秘宝とは一体なんなのか?」など別のテーマに繋がっていきます。
この作業はそのまま勉強にも使えます。
数学なら、途中式を分解してみると、英語なら一つの単元の問題ばかりを並べてみると、社会なら教科書の内容を図式化してみると、「なんでこんな問題を作ったのか」という問題制作者の意図が見えてきます。
これがわかると、かなり効率的に学習できるようになります。
ただし、最大の敵が常に潜んでいるのでご用心。
「ONE PIECEを1巻から読み返したい!!」(ドン!!!)