「勉強する意味って何?」
「将来使わんやん!」
こんな事言われたり、思ったりしたこと皆さん1度はあるのではないでしょうか。
お子さんやお孫さんなどに聞かれた時、何と答えていますか?
「今の生活にも今学んでる事がたくさん生かされているよ!」
とか
「将来の選択肢が増えるんだよ!」
などと答えているか、
なんなら、
「ごちゃごちゃ言わんと勉強しなさい!」
とか
「困るんは自分やから、好きにしなさい!」
などとなってしまうことも多いかと思います。
この「なんで勉強するのか」というのは正解も不正解もない問いな気がしています。
何と答えても正論だし正解です。
ただほとんどの答えは「子ども達の求める答え」ではないので、
そういう意味では不正解かもしれません。
参考までに僕が普段、どのようにその問いを考え、
生徒たちに伝えているのかをご紹介します。
今の世の中には色んな職業があります。
ユーチューバーやプロゲーマーやスポーツ選手など、
子ども達の目からすると科目の勉強があまり必要なさそうな職業もたくさんあります。
実際、どんな職業でも色んな知識が必要なんやで!って話は置いておいて、
華々しいように見える職業や羨ましく思われる職業は
特に「成功率」は極端に低くなっています。
例えば、ユーチューバーの中で成功している(それだけで生活できている)人は
何パーセントくらいなのでしょうか?
野球をしている人の中で野球選手になり、
その中で活躍している人は何パーセントくらいでしょうか?
ここで言いたいのは確率がめちゃめちゃ低いということよりも、
成功しなかった人はどんな「評価」をされるかということです。
おそらく、全然成功まで遠かった人とギリギリ成功できなかった人が大体の場合は
ほぼ同じ「評価」になってしまうということです。
しかし、勉強は90点は90点の評価、50点は50点の「評価」がもらえます。
10点の人と30点の人と同じ「評価」ではありません。
全員が100点!とか80点以上!を目指さなければいけないということではないと思います。
少し頑張ったら少しの「評価」、
すごく頑張ったら大きな「評価」をしてもらえます。
これが勉強の良いところでもあり、透明性のあるところだと思います。
人生を生き抜く「武器」をもう既に持ってる!
なんて言える子どもは少ないと思います。
今よりも少しだけでも頑張って得た「結果」や「評価」は
必ず子ども達の財産になると確信しています。